もてなしを究め、７年間で、ミシュラン３つ星を
６回も獲得している天才料理人・石原仁司さん。
石原仁司さんのお店「未在」は、
予算￥30,000と
決して安くない値段でありながら、
予約は半年以上先という人気を見せています。
「未在」の口コミを見てみると
ただミシュラで３つ星を取ったから
訪れたという方は少なく、
石原仁司さんの
おもてなしの料理を堪能したくて
訪れる方が多いという印象を受けました。
そんな石原仁司さんが、
１月２５日放送の
「プロフェッショナル仕事の流儀」で
特集されることが決まっています。
石原仁司さんについて調べてみると
経歴も確かに凄いのですが、
石原仁司さんの師匠もまた凄い方達でした。
そこで、石原仁司さんの経歴と師匠。
そして、店名の未在の意味に
ついて調べてみました。
石原仁司の経歴は？
石原仁司さんは、
昭和２７年に島根県で産まれ
中学卒業と同時に
名店である「大阪高麗橋吉兆本店」に入社。
その４年後に京都吉兆本店に異動して
２３歳で京都吉兆本店の料理主任に就任。
２７歳という若さで京都吉兆の料理長に就任。
京都吉兆の総料理長に就任後、
平成１０年に京都吉兆を退職。
同じ年に雲仙半水盧料理長に就任して、
平成１６年に円山公園に未在を開く。
と、石原仁司さんの経歴を
書いていきましたが、
２３歳で吉兆の料理主任になって、
４年後には料理長ですから相当凄いですよ。
しかし、石原仁司さんがここまで
凄い料理人になれたのも
師匠あってのものだと私は思っています。
石原仁司の師匠はどんな人？
石原仁司さんには３人
師事をお願いした人物がいると
言われています。
そこで一人ずつ紹介していきたいと
思います。
湯木貞一さん
湯木貞一さんは、吉兆の創業者で
石原仁司さんが、入社と同時に
石原仁司さんの師事となった方です。
湯木貞一さんは、
料理業界初の文化功労者で
松花堂弁当を発明したのも
湯木貞一さんと言われています。
湯木貞一さんが、
戦後ヨーロッパへ
料理の見学に行こうとした際は、
関西電力の当時の会長に
「万が一飛行機が墜落したら、
日本最高の至宝が消滅してしまう」
と引き留められたという
逸話も存在する方だそうです。
盛永宗興さん
盛永宗興老師は、
真田信繁の墓があると言われている
「京都龍安寺内大珠院」の老師で
石原仁司さんも師事をお願いした
３代目京都吉兆の店主である徳岡邦夫さんも
盛永宗興老師に
お世話になった経験があるんだそうです。
徳岡邦夫さん
３代目京都吉兆の店主で、
現在は、京都吉兆の代表取締役と総料理長を
務めています。
祖父は、吉兆の創業者湯木貞一さんです。
徳岡邦夫さんも過去に
プロフェッショナル仕事の流儀に
出演した経験を持っています。
これだけ凄い方達に、
師事をお願いしていたから
これだけ凄い料理人になることが
出来たのではないでしょうか。
また盛永宗興老師の禅の心が、
今のおもてなしの心に
繋がっているとも言われています。
未在の意味とは？
未在とは、白雲守端という方が言った禅語で
私達の学問や修行について考えてみても、
そこに終わりや完成はない。
つまり、「まだまだ」なのである。しかしそれでも私達はゴールをめざし、完成を求める。
ところが一方、
禅の修行僧は、完成をも「まだまだ」だと考える。私達はこの道を永遠に歩み続けなければならないのであるが、
その一歩一歩が完成であり、かつ「まだまだ」なのだ。
しかしまた、そのことこそが完成と言えるのである。
引用元：未在の意味
凄く理解しづらいのですが、
物事に完成はなく、常に慢心せずに高みを
目指し続けなさいという意味でしょうか。
石原仁司さんのお店の名前も
この未在から取ったと言われています。
常に向上心を持ち続ける
これは本当に大切な事だと思います。
最後に
石原仁司さんがなぜ料理の道を選んだのかは
番組で語られることになるでしょう。
今回の放送でさらに
石原仁司さんのお店は
予約が取りづらくなると思います。
ぜひ１度でいいから
石原仁司さんの料理を
堪能してみたいものです。
もう１つ読みたい
前回放送された今尾朝子さんの回は、
女性の働き方について
大きな反響を呼びました。
その今尾朝子さんについても
記事を書いています。
よかったらご覧下さい。
今尾朝子のプロフィールや経歴を紹介！スケジュールが凄すぎる